上海教育事情ブログ

上海の日本人向け教育事情についていろいろと書いていきます。学校、塾、語学教室、文化教室、スポーツ教室など。

上海の某集団塾さんに要注意

ご無沙汰しておりました。この時期、受験に向けて小学生、中学生、高校生のご家庭といろいろと進路の相談をしていて、面談、資料の作成などで忙殺されておりました。

 

ところで、ある集団塾さんに通わせている保護者の方々から結構相談を受けます。先生方が結構傲慢な態度で対応されているようですね。実績のある集団塾さんだからと言ってそれにあぐらをかいているのでしょう。

 

でも、私が見る限り実力のある先生はほとんどいらっしゃいません。もともと勉強のできる子たちを集めてそれに問題をあたえて解かせているだけ。解説だって問題集そのもの。結局できない子はできないまま。そんな状況です。

 

もちろん、塾はあくまで「補習」であって、学校や家庭学習が成績を決める最も大事な要因ですが、実績だけを見て自分のお子さんのことをよく見られていないこともあると思います。

 

さて、旅行ガイドに載っていない上海の名所ってことで上海スタイルさんで紹介されていた1933。ここ行きたいなと思っています。ここにある喫茶店でゆっくりしたいものです。

主語と述語

英語でも、国語でも、古文でもどれでも大事なのは主語と述語を捉えることです。そんなの、本当は簡単なことなはずですが、これが意外にもちゃんとできている人は多くない。例えば次のような英文を見てましょう。

 

He is from America.

 

これを「彼の出身はアメリカです」というように訳す人が意外にも多いんです。まあ、実際に日常生活を送る上ではそれで全く問題はないのですが、それでは試験の英文和訳で減点されてしまいます。というのも、試験の英文和訳は直訳が求められるからです。

 

ということで、主語が「He」動詞が「is」なので、「彼は~です」と訳すようにして、「彼はアメリカ出身です」というようにします。さて、次はどうでしょう。

 

The bag, which looked old, was carried to his room carefully.

 

いきなり高校英語になりました。笑

でも、これもそれほど難しくはないです。まずは主語を確認しましょう。主語が「the bag」であることがわかるレベルであれば十分です。あとは動詞を考えましょう。「which looked old」は後から挿入された句として考えればいいので、この文の動詞は「was carried」となります。ということで、「the bag was carried」という主語と動詞の関係から「そのかばんが運ばれた」という意味がとれるわけです。

 

さらに他の語句も付け足して「The bag was carried to his room carefully」としましょう。これも主語と動詞がしっかりしていれば「そのかばんは彼の部屋に注意深く運ばれた」とちゃんと訳せます。「which looked old」は「古そうに見えたが」とかばんの後に付け加えます。それだけです。

 

こうして主語と述語をちゃんと捉えていれば訳すことは問題なくなります。

 

さて、古文ではどうでしょうか。次の文を見て下さい。

 

鹿を求め歩く程に、目を合せたりければ、「鹿ありけり」とて、押しまはし押しまはしするに、たしかに目を合せたり、矢比にまはし取りて、火串に引きかけて、矢をはげて射んとて、弓ふりたて、見るに、この鹿の目の間の、例の鹿の目のあはひよりも近くて、目の色も変りたりければ、怪しと思ひて、弓を引きさしてよく見けるに、なほ怪しかりければ、矢を外して、火を取りて見けるに、鹿の目にはあらぬなりけりと見て、起きば起きよ思ひて、近くまはし寄せて見れば、身は一張の皮にてあり。

「宇治拾遺物語」より

 

ものすごく長い一文です。今の時代なら学校の国語の授業で「一文はもっと短くしなさい」と必ず言われます。でも昔はこれで良かったんですよね。結局いいと言われる文章スタイルなんて、その時代時代の流行でしかないのかもしれません。

 

そんなことはおいておき、この文章、これだけ長い一文ですが、主語は鹿を射ようとしている男なんですね。なので、その行動をだらだらと書いているに過ぎないので、読みにくいということはそれほどないと思います。「鹿だと思って射ようと思ったけど、違和感があったので近くに寄って見てみたのだが、やはり体は鹿の皮だ」というような内容です。

 

しかし、古文には一文に2回も3回も主語が変わってしまう文があります。その場合、どこから主語が変わっているのかをちゃんと判別することで話の流れをちゃんと読みとるようにしましょう。

 

主語と述語、すべての基本ですね。

国語の勉強

上海という土地柄、「国語を勉強したい」というお子さんは少なくありません。じゃあ、国語って勉強して良くなるものでしょうか。

 

ところで、国語ができない原因を、「文章が読めないこと」と考えている人も多いですが、実際にはそんなことはないです。「今日、朝ごはんに何を食べたの?」と聞いて、「ご飯とお味噌汁」などと答えるような最低限のコミュニケーションがとれるのであれば、よほど難しい内容でない限り、理解は曖昧でもちゃんと文章を読むことはできています。

 

そもそも日本人学校の国語のテストで点数が取れていないケースは、いくつかのパターンがあります。

①文章読解はできていても、答え方がわかっていない。

②文章読解は問題ではなく、文法問題を間違ってしまう。

③漢字が書けない。

ほとんどはこの3つの複合的な状態です。

 

①のパターンを改善する方法は、ちゃんとワークや問題集を繰り返しこなして、答え方を覚えることです。特に定期テストでは、出題される問題文が前もってわかっているのですから、ちゃんと準備すれば確実に点はとれます。

 

②のパターンは、日本の公立学校とは少し違う点ですね。上海日本人学校は文法問題がやたら好きです。今年の1年生の1学期の定期テストでも3割以上が文法問題でした。これはちゃんと理解しておかないと解けないので、問題を解きながら理解するようにしましょう。

 

③のパターンの解決方法は簡単です。定期テストなんて範囲が決まっているテストなんですから、そのテスト範囲の文章を何度も読み返して、書けない漢字をなくすようにして下さい。教科書を読みながら、少し難しそうな漢字を見ては、また別の紙に書くように繰り返せば大丈夫です。

 

「うちの子は国語ができないから将来が心配」というのは、かなり漠然とした不安だと思うので、結局は国語の定期テストの点をあげたいだけなのか、それともコミュニケーションが成り立たないことが多くて不安なのか、はたまたその両方なのかを冷静に判断して、それにあった対策をしていきましょう。

 

とはいっても、コミュニケーションが成り立たないということはほとんどないので、問題は定期テストの点だけだと思うのですが。。。

上海での高校受験事情

これまで書いてきたように、上海日本人学校の学力レベルは決して低くないです。知り合いのお子さんは、定期テストの平均点が70点くらいで中央大学附属高校に余裕で受かっていましたから。ところで、上海の高校受験事情を聞いていて気になることが。。。

 

何かと言いますと、高校受験に関して大学の附属高校を熱望される家庭がかなり多いように思います。でも、これってどうなんでしょうか。

 

「MARCHレベルだって大学受験は大変なんだから、その附属高校に入ればその大学受験を心配しなくていい」

 

そういう話をよく聞きます。でも、MARCH附属校って、青山学院、明治大、中央大などどれも偏差値70くらいあるんですよね。大学ならだいたい偏差値50後半から60前半ですよ。高校受験の偏差値の高さに対して、その先の大学がMARCHかと思うと残念に思うのは私だけでしょうか。あ、MARCHがダメとは言っていないですよ。そうじゃなくて、それだけ勉強できるならもっと高みを狙ってほしいなと。

 

もちろん高校の偏差値と大学の偏差値は全然違うというか、何の関連性もないです。でも、私が思うにMARCH附属校レベルの入試レベルって、英語なら高1レベルの内容なんですね。国語(特に現代文)も結構難しいです。数学だけは中学と高校で抽象レベルが違うので何とも言えなくなりますが。。。

 

で、MARCH附属校に入れる実力があるのであれば、高校でもちゃんと勉強して一般受験した方がいいと思うんですよ。もちろん大学受験でMARCHにも受からないこともあります。でも、ちゃんとやれば確実にMARCHじゃなく旧帝大や早稲田、慶応に受かりますよ。だって、知識的には高校1年以上の先取りをしているのと変わらないんですから。

 

何だか、安全圏安全圏と考えて附属校に流れている気がしますが、もっと子どもの可能性を高めることをした方がいいんじゃないでしょうか。とか思ったり。

上海の小学校用国語教材

上海で難しいのが日本語の算数や国語などの教材を手に入れること。まず本屋さんにおいているはずもなければ、すべて日本からハンドキャリーで運ぶか、高い輸送費をかけて日本から輸送してもらうしかありません。

 

なので、上海ではうまくインターネットを活用しましょう。私の独断と偏見でおすすめの教材サイトをまとめてみました。

 

ちびむすドリル(無料)

小学校1年生~小学校6年生までの基本的な内容であればこれで十分!たくさんやらせずとも、朝に漢字プリントを1枚だけやらせるだけで十分でしょう。

 

漢字練習.com(無料)

5級以上の漢字検定対策として使えます。検定前に1日1回で十分です。

 

基礎国語学習プリント(無料)

音読プリントがあるのがいいですね。内容は難しめですが、小学校低学年にはしっかりと音読させたいものです。

 

算数対策や他の学年の対策にかんしてはまた後日。

上海で進学校並みの高校生指導

上海でちゃんとした高校生指導をしている塾はほとんどないと言っていいでしょう。ちなみに、知り合いのお子さんに、日本人学校高等部に通う高校3年生がいるのですが、学校で「お前らは受験生じゃない。もっと必死で勉強しろ!」と言われているそうです。

 

それに対して高校生たちは、「だって受験生知らないし、どうすればいいかわからないじゃん」と言いわけしているみたいです。かなりやばい状況ですね。

 

学校でもちゃんと勉強していないと言われていて、それを補うちゃんとした塾もない。そうなると、傍から見ていて今年の受験は相当心配してしまいます。指定校も大したことないですし(特に一番推していた理系の指定校はかなり残念)、実力で狙える大学といえばMARCHぐらいでしょうかね。(であれば、指定校でそのレベルの大学を狙ってもいいかもしれません。)

 

やはり、それ以上の大学(国公立大、あるいは早慶レベルの私立)を目指すならば、もっと早い段階で高校の勉強を終わらせて、しっかりとした受験対策をした方がいいです。今の高等部のペースでは受験モードにならないまま受験が終わってしまいます。

 

そんなことをできる塾なんて上海にあるのかなーっと思っていたら、この前紹介したウィット個別指導塾がまさにそれをやっていました。(笑)

 

「11月・12月スタート!高校準備のための数学・英語・古典講座を開催!」

 

というタイトルで、要するに中学3年生向けに、先に高校準備のための講座を開くみたいですね。数学、英語だけでなく古典まであるのはおもしろいですね。講座内容も引用しておきます。

 

【数学】

※高校準備講座では高等部の授業が始まる前までに、数学㈵は「数と式(展開や因数分解、平方根の計算など)」「集合と論証」「2次関数、2次方程式、2次不等式」「三角比」、数学Aは「場合の数と確率」「図形の性質」までの単元(高1数学の70%程度)をすべて終わらせます。単元の学習が終わるごとに、ウィットが独自に作成した単元確認テストを受けてもらうので、理解度をしっかりと把握しながら学習を進めます。

 

【英語】

※中学英語から高校英語に移行する際、語彙数、文法レベル、その他の必要とされる知識の範囲すべてに大きな差があります。一つ一つの品詞を見分けたり、知らない単語を文脈から推測したり、複雑な文章構造を理解するなど、中学までは要求されない能力を急に問われることになります。高校準備講座では、「文型」「時制」「受動態」「助動詞」「不定詞」「動名詞」の学習、および単語・イディオムトレーニングを繰り返すことで、高校での成績に圧倒的な差をつけます。

 

【古典】

※中学の古典は、「枕草子」や「竹取物語」など限られた作品を読むだけにとどまります。しかし高校古典は、中学までとはケタ違いの語彙力・文法の深い理解などが要求されるので、早い時期にまとめて対策しておくことをおすすめします。高校準備講座では、「動詞の活用」「形容詞・形容動詞の活用」の学習、および単語トレーニングを繰り返すことで、高校古典の基礎を身につけます。

 

すでに中学3年生で受験が早く終わりそうなのであれば、先に高校の勉強を始めてしまった方がいいと思います。大学受験が心配な方は問い合わせしてみて下さい。実際はどうなのかわからないので、実際行った人の感想なんてあれば嬉しいですね。

上海から難関高校受験。英語文法①

高校受験の問題って難しいんですね。高校受験なのに高1~2くらいのレベルじゃないでしょうか。例えばこんな問題があります。

 

下の英文の誤りを指摘しなさい。

I am sure you will enjoy to drive when you grow up.

 

さて、何が間違いでしょうか。

。。考え中

 

。。。。考え中

 

。。。。。。考え中

 

。。。。。。。。考え中

 

。。。。。。。。。。考え中

 

。。。。。。。。。。。。終わり。

 

まあ、中学文法だけをちゃんとやっていても簡単にわかりますね。enjoyは動名詞しか目的語にとらないので、"enjoy to drive"ではなく"enjoy driving"になるはずです。

 

でも、この問題。高校文法をある程度勉強すると時制で悩みます。

I am sure ( that ) you will enjoy driving when you grow up.

(あなたが大人になったらきっとドライブを楽しむでしょう)

 

というような意味でしょうが、それを節ごとに区切ると、

I am sure / ( that ) you will enjoy driving / when you grow up.

となります。つまり、that以下のことを確信しているという内容の中に、さらに「あなたが大人になったとき」というwhen節をとっているわけです。けれども、you will enjoy drivingは未来形なのにwhen you grow upは現在形です。

 

高校は時制を詳しく勉強するので、前者と後者で時制が一致しないのかとごちゃごちゃしてくるところです。結論から言うと、後ろのwhen節は、「あなたが大人になったとき」という時を表す副詞節なので未来のことでも現在で表します。前のthat節は未来の話をしているのでそのまま未来になっていて問題ありません。

 

それだけなのですが、勉強すればするほど難しく感じてしまいますよね。中学英語からの高校受験って結構難しいですけど、高校英語を中途半端に勉強するよりはいいかもしれません。一番いいのは高校英語までちゃんと勉強することなんでしょうけど。

 

ではではー。