上海教育事情ブログ

上海の日本人向け教育事情についていろいろと書いていきます。学校、塾、語学教室、文化教室、スポーツ教室など。

上海の日本人教育事情

海外生活でかなり重要な「子どもの教育」。特に日本人が多く生活する上海はどうなのか。このブログでいろいろと紹介したいと思います。まずは、上海事情を全般的に紹介します。

 

1.学校の種類

日本人の子どもの場合、通う学校の種類は大きく分けて3種類あります。

・日本人学校

・インターナショナルスクール or 現地校国際部

・現地校

 

海外生活といっても上海(というより、アジア圏全般的に)では、インターナショナルスクールや現地校を選ぶことはあまり多くありません。ほとんどの日本人駐在員の子どもたちは日本人学校に通っています。というのも、

①現地校は中国語なのでそもそも通えない

②インターや現地校国際部は選択肢が少ない上に生徒の学力がバラバラ

③期間がはっきりと決まっていない赴任が多く、いつ日本に帰国しても学校の勉強についていけるようにしたい

というように考える駐在員家庭が多いようです。

 

日本人学校となれば、授業カリキュラムは日本の学校とほとんど変わりありません。あえて違うことを挙げれば、①中学部以下はスクールバス、もしくは保護者の迎えがなければ外に出られないこと、②部活動は週2日しかなく、あまり活発ではないこと、くらいでしょうか。

 

ということで、上海の日本人学校は、虹橋校小学部が1568人(2012年4月)、浦東校小学部が794人、中学部が702人(2012年5月)と、世界最大規模の日本人学校となっています。2011年には世界初の日本人学校高等部が浦東に設置され、約120人の生徒が通っています。今年は日本人学校高等部の受験結果がはじめて出ますね。こんなインタビューもあったので参考にしてみてください。

 

日本人学校高等部インタビュー

 

日本人学校優勢な上海でも、せっかく海外で生活しているからと、子どもをインターや現地校に通わせて英語や中国語を学ばせたいという保護者の方も少なくありません。ある程度長期の滞在になることが決まっているのであれば、インターや現地校に通い、国際感覚を養うことで、海外の学校への進学を考えたり、帰国子女として日本に帰国したりすることに役立ちます。

 

英語での授業、多くの宿題、友達とのコミュニケーションなど、子どもにとってはとても大きな負担になりますが、それを乗り越えたときに得られるものも大きいです。

 

上海中学や進才、甘泉、華東師範、上海外大附属中、復旦大附属中などありますが、詳しくは後日紹介したいと思います。

 

2.上海の日系学習塾事情

上海駐在の日本人の子どもを対象として、多くの学習塾も開設されています。最も早く進出した日系の塾はすでに20年弱の実績があります。有名中学・高校への進学実績も豊富で、講師の採用も日本でしているため、日本でいるのと遜色のない指導が受けられます。

 

また、集団授業といっても上海の場合、レベル別に分かれると1クラスが10人前後の比較的少人数になることがほとんどです。講師1人あたりが指導する生徒数が少ないので、日本よりもきめ細かい指導をしてもらえます。

 

海外ならではのサービスとして、学校や家と塾をバスで往復してくれるので普段忙しい保護者の方でも安心して預けることもできます。

 

ただ、最近「塾崩壊」なるものが上海でも起こってきています。某大手塾では、生徒が先生に消しゴムを投げるなんてことまで起こっているみたいですよ。安心して預けられる先生かどうかちゃんと目で見て判断する必要がありそうですね。

 

上海には個別指導を行う塾も存在します。特殊な受験対策、弱点科目の集中補強など、子どもの学習に個別に対応してほしい保護者の方々も少なくないでしょう。今や日本では5割が個別指導塾と言われています。上海の個別指導は大手から個人塾までいろいろありますが、完全個別指導となるとまだまだ数少ないのが実情です。

 

個別指導となると集団授業に比べて予算が高くなりがちですが、受験中心のカリキュラムである集団授業にはない、子ども1人1人に合わせたカリキュラムで授業を進めてくれるので、その分「今月は英検対策をして欲しい」「テスト前は理科や社会も教えて欲しい」などの要望に対して柔軟に対応してもらえます。上海という場所ゆえ、急な帰国が決まった際に編入試験の対策をするなど、個別の対応はかなり重宝します。

 

 3.せっかくの上海生活をもっと気楽に

日本とは勝手の違う教育事情ですが、考え方によっては日本よりも多くの選択肢があります。お子様とじっくり話し合って、どんな教育環境を整えていくのかをゆっくり検討してみてください。

 

 

なんといってもせっかくの海外生活。塾だけで放課後をガチガチに固めてしまうのではなく、中国ならではの文化を体験したり、現地の子どもたちと交流を行ったりと、子どもにとって気楽な教育環境も考えてあげることも必要です。

 

まあ、子ども自身が興味を持てばという大前提がありますが。。。

 

次回は、いろいろな塾比較をしたいと思います。