上海教育事情ブログ

上海の日本人向け教育事情についていろいろと書いていきます。学校、塾、語学教室、文化教室、スポーツ教室など。

(2017年度)日本人学校高等部の受験結果についての感想

ブログの更新がまたまた滞っておりました。。。夏休み明け、いくつかの告知を行うと思いますが、その準備をしておりました。

 

今日は、今さら感はあるのですが、ここで昨年度の高等部の受験の結果について分析と、私の個人的意見をお伝えできればと思います。

 

①日本人学校高等部って進路実績いいの?

まずまず、「良い」と思います。良い結果を出している理由としては、他の高校の先生方、教育機関の方と比べても遜色ないどころか、高等部の先生方はそれ以上に頑張っていることにあると思います。高等部の先生は、生徒が少ないということもあり、1人1人に対して結果を出すことに強い責任をもっているのは間違いありません。この点、生徒にとっては、日本の大部分の高校よりも恵まれた環境だと思います。

 

もちろん物足りない点はあります。一般受験、特に国立大学を目指したい生徒にとっては、学校の行事や授業の多くが妨げになっているのも確かです。ただし去年は、2期生以来となる、AOや公募ではなく一般受験で国立大学に現役で合格者を出していました。加えて、私立で慶應義塾大学にも実質2人の一般受験での合格も出しており、予想していた以上に頑張ったと思います。

 

大まかな基準でしかありませんが、偏差値50台の高校に進学するよりは良い進学が期待できるのではないでしょうか。

 

②個人的な想い

というわけで、去年の進学実績は全体的には良かったと思います。しかし、もっと詳しく中身を見ていくと、個人的にはもう少し頑張ってほしいところもあります。

 

まず、去年の一般受験をした多くの子が編入生たちであったということ。それは、編入生だと日本の高校での成績が低く、高等部の良い大学の推薦枠に入れないということもあるでしょう。

 

一方、最初から高等部に入る多くの生徒は「推薦ありき」で高等部に進学しているように思います。つまり、一般受験などは最初から考えず、推薦のために定期テストで高得点を目指している子たちが多いです。

 

それは生徒一人一人にとってはとても合理的な判断であり、それ自体が間違っているなんて全く思いません。ただ、そういう子たちが多いことで、学校全体の雰囲気がどうしても保守的になっています。陰では学校や先生に不満は言うけど、先生の評価を気にして命令されたことは従う。そんな矛盾した雰囲気が作られていているように思います。

 

そういう高等部を外から見ていて、個人的に思うことは、「生徒たちよ、もっと高等部を活性化させてくれ」ということです。高等部がもっと良くなる鍵は、先生でもなく、上海という環境でもなく、高等部に通う生徒1人1人がもっと強くなることだと思っています。

 

何が活性化なんだ?と思う方もいると思います。文化祭や演劇祭などのイベントが盛り上がればいいのか、進路実績がもっと良くなればいいのか。それらも要素の1つ1つではありますが、私が思うのは、高校生活のなかで感動できることを見つけられることだと思っています。まずは、その対象は何でもいいと思います。ただし、時間と労力をかけて熱中できるものが必要です。今の高等部には何かに熱中して努力している学生が圧倒的に少ない。

 

③私ができること

受験でもいいですし、部活でもいいですし、外部での活動でもいいと思います。何か熱中できることを探して欲しいな、と。

 

私がこうして言っていることは、傍観者の戯言であることは重々承知しています。ただ、間接的にでも上海で教育関係に携わっているなかで、高等部に進学する生徒たち、その保護者の方々がもし、このブログに出会い、一人でも多くそういう視点をどこかで持ってもらえたら、高等部がもっと良い学校になる気がするんです。

 

国立大学・難関私立大学等に進学したいという希望があれば、そのサポートを致します。AO入試や帰国生入試の情報が知りたいということであれば、私のわかる範囲でお伝えします。何か、「頑張りたい」と思っている子がいれば、私も微力ながら応援したいなと思っています。

 

 

以上、今年の高3生たちを見ていて思うところがあったので、こうして書かせていただきました。