上海教育事情ブログ

上海の日本人向け教育事情についていろいろと書いていきます。学校、塾、語学教室、文化教室、スポーツ教室など。

志望理由書の書き方(入門編)

1. 一番大切なこと

入門編では、志望理由書の書き方の基本的なことについて説明しておきます。まず、書類を作成する上で一番大切なことを伝えます。
それは、相手の立場になって考えるということです。「自分をアピールする」のが重要ではなく、「相手がどんな人を求めているのか」ということを相手の立場で考えらえるようになることが大事です。

例えば、自分は「得点をたくさん取るストライカーです」とアピールしたとしましょう。相手もそういう選手を求めていれば、それでうまくまとまります。しかし、「ストライカーの選手層は厚いから、ディフェンスが欲しい」と思っている相手であれば、そのアピールは何の意味もありせん。

そういうことで、大事なことは「相手の視点」を持つことです。

2. 相手の立場で考えるために

では、どうやって相手の立場で考えられるようになるでしょうか。そこには2つの方法があります。1つ目は、「相手のことをしっかりと調べる」ことです。

特に相手の求める人物像を精読してください。そしてその人物像に自分が合っているかをじっくり考えてください。「有名なところだから」や「何となくの憧れ」だけではなく、実際に自分と相手との相性がいいのかを真剣に考えましょう。それが最低限のマナーです。

時間やある程度の知識がある方への情報収集の方法は標準編や発展編でお伝えします。

 

2つ目は、書類を見てもらう相手の貴重な時間を奪う、ということを意識することです。「そんなこと大事なのか」と思ったならば、あなたの書類はかなり雑なものになっています。

相手の貴重な時間を使って自分の書くものを読んでもらうという意識があれば、相手が求める情報を詳しく書き、読みやすい字体や言葉遣いを心掛け、必要とあれば資料を添付して……と、さまざまな配慮をするはずです。そうして、配慮されて作成された資料は、適当に作られた資料と明らかな違いがあります。なので、そうして相手の時間を意識することは極めて大切です。

3. コツなんてそもそもないから、気にしない

志望理由を含めた書類作成が苦手ということでコツを求める人が多いですが、そもそもコツなんてないと思ってください。合格した人の志望理由書を真似すれば合格ラインの書類になるわけではありません。

書類の採点とは、書類審査があるたびに大学や企業がそれぞれ独自に合格者を決めてきました。担当者の違いや、同じときに応募している人の書類の完成度の違いなどによって自分の評価は変わってしまいます。つまり、志望理由書に正解なんてない、ということです。

だからこそ大切なのは、相手のことをできる限り知り、その上で自分と相手が本当に合っているのかをしっかりと考え、そして相手のことを思いやってコミュニケーションをとることです。それが正解の書類作成です。