上海教育事情ブログ

上海の日本人向け教育事情についていろいろと書いていきます。学校、塾、語学教室、文化教室、スポーツ教室など。

小論文テーマ①「共有地の悲劇」(思考の枠組み①)

「共有地の悲劇」について

今回はテーマに対して実際に答案を作成してみようかと思います。今回のテーマは前回のエントリーで簡単に紹介した「共有地の悲劇」です。まずテーマを読みましょう。

 

◆テーマ「共有地の悲劇」とは◆

ある共有地に牛を放牧して生活している人々を想像してください。この共有地は、そこを利用している人々に対して何らのルールもなく、自由に利用していい場所です。ただし、第三者に売り払うことだけはできません。そうした場合、次のことが想定されます。

①牛を一頭増やすことの利益は牛飼い個人で独り占めすることができる。

②それによって生じる共有地の荒廃という支払いは、その牛飼いが直接するものではない。間接的には、共有地の他の牛飼いたちと分け合うことになる。

となれば、合理的な牛飼いは、自分の利益を最大にしようとして、牛の数を出来る限り増やそうとする。共有地の資源が無限にあるのならば、それも問題にならない。しかし共有地のは資源は有限である。そして他の牛飼いたちも同様に自分の利益を最大にすることを考えるので、牛の数が共有地の許容量を超えてしまい、共有地の資源が枯渇するという悲劇的な結末となってしまう。

 

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以上が、「共有地の悲劇」の大まかな例です。放牧地がイメージしにくいのであれば、それを海にして、牛飼いではなく漁師として考えてもいいでしょう。あるいは、放牧地を地球と考えると、牛飼いたちは各国家なり各企業として読みかえることも可能です。

 

さて、以上の内容をもとに、答案の作成について考えてみます。

 

「共有地の悲劇」について、具体例をあげて論じる(1,000字)

ここから解答を作成してみます。小論文を書く際の論理展開は次のように考えます。

①共有地の悲劇とは何か?(テーマ理解)

②それに対する身近な例を上げる→何かしらのルールを決める必要性を指摘(具体例)

③解決策として自分の考えるルールをのべる(自分の考え)+まとめ

 

 

以下、順番に解答を作成する前にまとめます。

 

①共有地の悲劇とは何か(テーマ理解)

テーマが与えられる小論文の場合、まずはテーマをまとめることで、何が問題なのかの焦点を絞ることができます。ここで注意しておきたいことは、小論文を書く際のまとめは、国語の「要約」ではないということです。というのは、国語の要約は筆者の言いたいことを過不足無くまとめる作業であるのに対して、小論文のテーマのまとめは、自分が書きたい問題について焦点を絞っていくための作業です。ということで、ここでは自分が書きたい問題を絞りましょう。今回の場合、それは「合理的な考えで行動する個人が共有地を利用するとき、ルールがなければ、共有地の資源は荒廃してしまい、結果的に全員の不利益になってしまう」という問題点です。ここは、論理展開が間違わない程度にできるだけ短くまとめたいところです。

 

②それに対する例(具体例)

「合理的な考えで行動する個人が共有地を利用するとき、ルールがなければ、共有地の資源は荒廃してしまい、結果的に全員の不利益になってしまう」という問題を抱えた身近な例とは何かを考えます。すぐに思いつくのは環境問題のような問題だと思いますが、ここではあえて違うものを考えたいと思います。ここでは「テレビの報道」について考えたいと思います。

 

テレビの報道において、どんな事件をどれだけ報道するかについての明確なルールはない。事実、各テレビ局は自分たちの利益のもととなる視聴率をとるために、なるべく話題性の高い事件を中心に報道している。しかし、限られた放送時間内で放送できる内容も少なく、結果的に視聴者は同じようなニュースしか見ることができなくなる。また、視聴者を楽しませるために取材が過熱しすぎ、最悪の場合、ねつ造や誤報が生じてしまう。このような事態が行き過ぎると、テレビ自体の信頼性が失われ、メディアとしての機能を喪失してしまうことになりかねないだろう。

 

という例を考えてみました。少し無理やりテーマに合わせた感もありますが、高校生が書く小論文であれば、テーマから逸れずに出来る限り他の受験生と被らない内容を考えることも大事です。何より大事なのは、「合理的な考えで行動する個人が共有地を利用するとき、ルールがなければ、共有地の資源は荒廃してしまい、結果的に全員の不利益になってしまう」というまとめに合致していることです。

 

③解決策を考える

この後、上で具体的に提示した問題に対する解決策を考えます。ここが特に他の人と差がつくところです。ここでいかに論理性と現実性の高いアイデアを提案できるかです。論理性が高くても現実性が低いアイデアであればそれは提案としては不十分です。つまり、最後は論理性に加えて、説得力をもたせるための書き方が必要になります。例えば、こんな解決策はどうでしょうか。

 

【解決策1】

このような利益を上げるための行き過ぎた報道を防ぐためには、一定のルールが必要である。そこで、利益重視ではなく視聴者にとって価値のある情報を重視して流すようにテレビの報道を法律を作るべきだ。

 

【解決策1の欠点】

この解決策を提案してしまうことは大きな減点につながるでしょう。というのは、メディアへの規制を「法律」によって行うことは、政府がメディアを規制することであり、それは「報道の自由」の問題となってしまうからです。ということで、今回の例の場合、ルールを作る主体は政府でない方がいいでしょう。

 

【解決策2】

このような利益を上げるための行き過ぎた報道を防ぐためには、一定のルールが必要である。そこで、メディア同士で話し合って自主的なルールを作るべきだ。そうして報道におけるルールを、政府に頼る形ではなく、自分たちで作ることによってもメディアの力を維持できるはずである。

 

【解決策2の欠点】

この解決策の場合、残念なのはすでにこうした自助努力というのは各メディアが行っているという点です。放送倫理番組向上機構(BPO)という名前を目にしたことくらいはあるかと思います。少なくとも何かしら自分たちでの努力はしていると考えた方がいいでしょう。現状以上の解決策を考えたいものです。

 

以上のように、解決策1や2を考えてみてわかることは、解決策を考えるときに大事なのは、その解決策が「何か大原則を壊さないか」や「すでに行っていて、それでは十分に解決しないことではないか」といった検証を忘れないということです。さらにそのためには、その分野に対するある程度の知識も必要です。それをふまえた上でさらに解決策を考えてみましょう。

 

【解決策3】

このような利益を上げるための行き過ぎた報道を防ぐためには、一定のルールが必要である。重要なのはそれを誰が担うかである。国が規制することは「報道の自由」に反する。企業主体の報道倫理はすでに存在するが十分とは言えない。そこで私は、視聴者にとってより価値のある情報を流すことができる仕組みとして、報道を行うすべてのジャーナリストたちが所属できるような「ジャーナリスト組合」を作るべきだと考える。ジャーナリスト個人がそうして力をもつことで、メディアの企業としての利益だけでなく、彼らの倫理によってメディアの報道を規制できるはずである。

以上のように、共有地の悲劇はその共有地の状況に応じたルールを定めることで回避することはできると考える。

 

というようなものです。最後、解答例をまとめてみましょう。

解答例

 共有地の悲劇とは、「合理的な考えで行動する個人が共有地を利用するとき、ルールがなければ、共有地の資源は荒廃してしまい、結果的に全員の不利益になってしまう」という内容である。このような共有地の悲劇は、今日の環境問題や資源の問題などにも援用でき、その解決策を考えることは極めて重要である。

 ところで、この共有地の悲劇の具体例として最初に思い浮かぶのは「テレビの報道」だ。テレビの報道において、どんな事件をどれだけ報道するかの明確なルールはない。事実、各テレビ局は報道倫理もあるが、それよりも自分たちの利益のもととなる視聴率を優先して、なるべく話題性の高い事件を中心に報道しているように見える。そうなると、限られた放送時間内で放送できる内容も少なく、結果的に視聴者は同じようなニュースしか見ることができなくなる。また、視聴者を楽しませるために取材が過熱しすぎ、最悪の場合、ねつ造や誤報が生じてしまう。実際に、地下鉄サリン事件の際に誤報が起こったことは有名だ。このような事態が行き過ぎると、テレビ自体の信頼性が失われ、メディアとしての機能を喪失してしまうことになりかねないだろう。こうした状況を考えるとき、「テレビの報道」も一種の共有地として捉えることができる。

 このような利益を上げるための行き過ぎた報道を防ぐためには、一定のルールを設けることが必要であるだろう。重要なのはそれを誰が担うかである。国が規制することは「報道の自由」に反する。企業主体の報道倫理はすでに存在するが十分とは言えない。そこで私は、視聴者にとってより価値のある情報を流すことができる仕組みとして、報道を行うすべてのジャーナリストたちが所属できるような「ジャーナリスト組合」を作るべきだと考える。ジャーナリスト個人が力をもつことで、メディアの企業としての利益だけでなく、彼らの倫理によってメディアの報道を規制できるはずである。

 以上のように、共有地の悲劇を防ぐためには何らかのルールを設けることが必要だと考えられるが、さらに重要なことは、共有地を利用している主体がどのような性質を有しているのかに着目し、それに応じたルールを定めることであると考える。

(原稿用紙で952字)

小論文を書くための思考の枠組み①「共有地の悲劇」

小論文を書く上での思考の枠組み

これから数回(今のところの予定としては4回)で、小論文を書く上で必要となる思考の枠組みをまとめたいと思います。そもそも思考の枠組みとは何なのか。小論文を書く上で、なぜそれが必要なのか。というところから整理しておきたいと思います。

◆思考の枠組みとは?

例えば、テーマが「貧富の格差」であるとしましょう。高校生の英語の教科書『CROWNⅢ』にも、「物は世界の10%の人のために作られている。残りの90%の人にとって、ただただ高くて買うことができない」という内容の話がありましたね。そういった内容が課題文として出たとしましょう。そして「この状況についてあなたはどうか考えるか」という問題などを想定しています。

 

小論文を始めたばかりの生徒だと、こうした問題に対して「やっぱり格差が大きいのは良くないから対策すべき」や「それは個人の努力で解決すべきで、国や社会が積極的に是正しようとすべきでない」など自分の直感的な結論だけを述べるに終始してしまいがちです。それだと字数が足りなくなったり、話が前後したり重複したり、論文というより感想文みたくなったりもします。そういう人は、思考の枠組みを持ってその問題を捉えようとし、そして「論じる大まかな方向性を定める」ということを考えましょう。

 

では、「貧富の格差」をどう捉えるのか。詳しい「共有地の悲劇」の話は次回で書きますが、結論から述べると「共有地の悲劇」を読むことによって問題の一つの捉え方がわかります。ここでは、ごくごく簡単に「共有地の悲劇」を紹介しておきます。

 

「共有地の悲劇」とは、「共有地」つまり「資源が有限な場所」において、自己の利益を最大化しようとする個人の合理的な行動は、それが集積した結果、「共有資源の過剰利用」へと繋がり、最終的に不合理である「共有地の崩壊」を導くというものです。具体的には次回に説明するので、ここでは、要するに「みんな自分勝手に共有資源を使うことで、結局その資源がダメになってしまう」くらいに理解しておいて下さい。では、それをどう防ぐのか。それは「何かしらのルールを設けること」です。そこまでを論じることは比較的容易です。あとは、問題ごとにどのようなルールを設けるかを考えるだけでよくなります。もちろん、ここが一番難しいですが。こればかりは問題ごとに考える必要があります。

 

さて、そうして「共有地の悲劇」の問題を理解しておくと、ある決まった資源を分配するような場合においては、同様に「あるルールを設けることが必要」だと考えられるようになります。貧富の格差の問題も、市場という有限の共有地で競争をすることになるので、各人が自己の利益を最大化しようとしすぎるあまり、その市場をダメにしてしまう可能性があるわけです。例えば、極端な話、あまりにも格差が広がってそれに耐えられない人が増えると革命が起こって市場を壊してしまうとか。そしてそうならないように、「何かしら富の再分配のルールは必要だ」というところまでは考えられるわけです。(あくまで、一つの捉え方です。他の捉え方もできるということは忘れないでください。)

 

そこまで捉えたら、論じる大まかな方向性」が定まります。最後に考えるべきことは「どんな富の再分配のルールを設けるか」です。例えば、生活保護やベーシックインカムを導入するとか、教育と医療はすべて無償にするとか、ワークシェアリングするとか、そこにその人の思想が表れるわけです。

思考の枠組みは、ある種の「定石」である

ということで、「共有地の悲劇」を理解すると、同じような枠組みで捉えられる問題にはそうして論理展開を定めることができるわけです。思考の枠組みを持つ必要がある理由が理解してもらえたでしょうか。

 

数学には「チャート」という参考書があります。この問題にはこうやって解けというのを何百と紹介するわけです。あるいは、将棋や囲碁には「定石」というのがあります。ある程度決まった戦法です。もちろん、そうした指針や定石以外の戦い方もあります。しかし、一旦はその指針なり定石なりをしっかりと身につけるのが必要なのであり、それは小論文も変わらないのです。そしてその指針なり定石にあたるのが、小論文においては「思考の枠組み」。これから最小限の思考の枠組みを紹介していきますので、まずはそれを身につけてみてください。

帰国子女の国語・小論文について

ブログ再開の背景

もともと私個人の思いをつづった私的ブログであり、あまり書きたいこともなかったためにしばらく放置していた本ブログですが、今後テーマを絞って更新していこうと思います。テーマはタイトルの通り「国語・小論文」です。

 

なぜ、このタイミングで更新を再開しようと思ったかと言いますと、私自身、細々と上海で教育関係の仕事に携わる身ですが、上海に限らず海外で暮らす子どもたちや帰国子女の方々のための国語や小論文について、インターネット上に断片的なものしかない、そのためにちゃんとした理解ができないまま、みんな手探りを続けているという状況があるように思うからです。というか、事実、あります。

 

あるいは、海外の子どもたちだけでなく、地方に暮らす中学生や高校生の方々にとっても国語の読解や論述に関して、ちゃんとした、体系的な授業を得られるような機会もあまりにも少なすぎると感じています。私自身地方の公立中学、公立高校出身ですが、わかりやすい国語の授業は受けたことがありませんでしたし、そもそも小論文になると教えてくれる人はいませんでした。この辺りは地方も海外となんら変わりません。

 

そうした背景があって、私の空いた時間を使って、まずは「小論文」についてちゃんとした体系的な情報を作っていきたい、もっと言えばインターネット上で小論文の教科書なるものを作成することに挑戦したいと思った次第です。

 

小論文の教科書作成への戦略

ということで、小論文の教科書作成を目指しているのですが、正直今の段階で自分自身そこまで体系的にしっかりと整理できているわけではありません。ですので、毎回「テーマ」と「小論文の型」をちゃんと分類しながらある程度の数の記事を公開していきます。そして、そのなかで一般化できることを別途まとめていくことにします。

 

ですので、教科書作成は二つの段階に分けて進める予定です。第一段階としては、必要な量の「テーマ」や、それに対する私自身の「解答例」をためること。第二段階としては、たまったものを整理して、体系化すること。ただし、第一段階と第二段階はある程度同時にすすめます。

 

そして、何より気をつけたいことは、できるだけみなさんにわかりやすく書くこと。言葉は「正確さ」も大事ですし、それと同じくらい「多くの人が理解できる」ことも大事です。実はこの2つは両立させることが難しいです。というのは、「多くの人が理解しやすいもの」は単純化されたものであることが多く、しかし単純化しすぎることによって「正確さ」が失われてしまうこともあるからです。このところの答えについては、私自身この教科書を作りながら自分なりに考えていくつもりです。

 

これからの時代と小論文

あと、一つだけ。これからの時代において小論文って大事なのでしょうか。文章を書くことってどれくらい大事なのでしょうか。そこについての私の考えをまとめておきたいと思います。

 

結論から言いますと、正直、多くの人にとって小論文で使うような「書き言葉」はそれほど大事ではないと思っています。「書き言葉」って、「話し言葉」とは違い、日常生活で必ず獲得するものではありませんし、ということは日常生活で必ず必要となるものでもないわけです。英語や数学と同様に別の言語であって、特別な訓練を通じてようやく獲得できるものなはずです。しかも、正確さを追求し始めるととかなり難しい。だから、それを必要とする人だけがやればいいとは思っています。

 

でも、それと同時に、「書く」という行為がもっと一般化してほしいなとも思います。「書く」という行為は、自分が「感じたもの」を目に見える形へと変えて行く作業であり、それを突きつめて一般化していくと、そこには「人間は何を感じるのか」あるいは「人間とは何か」を考える作業であると思うのです。今後新しい人間の定義が必要になる時代が来るかもしれません。そんな中で、「書く」という作業を通して、その問題に対する予習ができるのではないかと思うのです。

 

最後は抽象的な話になりましたが、後々詳しく書いていきたいと思います。

上海で日本人が通える高校について

またまたご無沙汰しております。今年は帰国される方が多いですね。夏以降はもっと増えそうです。
 
とはいっても、一定の数のご家庭は上海に来ています。
 
上海で高校に通われることに関して情報が少なく、わからないことだらけと思いますので、学校の基本的な情報を整理してお伝えします。
 
 
◆上海で日本人が通える上海の高校の種類
 
まず、(a)日本人学校高等部、(b)現地校国際部、(c)インターナショナルスクールの3種類で考えることになります。
 
どの種類の学校でもメリット・デメリットがありますので、それぞれ以下に整理します。
 
(a)日本人学校高等部
高等部は日本語の授業で日本人同級生と一緒に学びますので、基本的には日本の高校と変わりません。
同級生のレベルの差が大きく、予備校や家庭教師が少ないですが、中堅私立レベルの推薦は多いです。
それと、高等部のみ、4月に新年度スタートです。日本で卒業式をされて上海に来たいのであれば、ギャップがなく進学しやすいです。
 
メリット:日本の中堅上位私立大(GARCH,関関同立,南山大レベル)の推薦を狙い易い。日本語で授業を受けられて、連絡事項も日本語なので安心。
デメリット:一般受験に対する不安が大きい。推薦をとれないときどうするか。また、国際感覚はあまり身につかないかと。
 
(b)現地校国際部
現地校国際部は、国際部といえど中国の高校になりますので、中国人教師の割合が高いです。
生徒も95%はアジア系です。(国籍はアメリカやカナダでも中国系というアジアルーツの生徒が多いです)
アジアンスクールと考えてもよいかと思います。韓国人、日本人、中国系(台湾、香港、中国系欧米人)が割合的に多いかと。
しかも、中国滞在歴が長かったり、韓国人や日本人でも中国系であったりということは少なくありません。
ですので英語も勉強しますが、日常会話は中国語が多く聞かれます。
 
新年度は9月スタートですので、日本の同級生よりも半年遅れて卒業することになります。
また編入時期もGrade9(中3相当)の後期から編入になりますが、3月初旬にはスタートしてしまうので日本の卒業式に参加しづらいです。
 
生徒数でいいますと、上海中学(中学といっても高校まであります)だけは生徒数がかなり多く、1学年200人以上います。
クラス分けがあり、トップ20人くらいは欧米のトップレベルの大学に進学しますが、下位は日本の中堅校以下も厳しいです。
 
他にも復旦附属、進才、華東師範、上海外国語大附属などの国際部がありますが、上海中学と復旦大学附属は一定の学力水準がないと入学試験で落ちます。
逆に、進才、華東師範、上海外国語大附属などはかなり受かりやすいです。特に上海外国語大附属はまず落ちることはありません。
進才、華東師範は上海のすべての高校のなかで比較的学費が安いです。
上海中、復旦附属ではIB(国際バカロレア)の取得を目指すことも可能ですが、かなり良い成績を要求されますので現実的には考えない方がよいかと。
 
(c)インターナショナルスクール
生徒・教師ともに国際性が最も豊かなのはインターナショナルスクールです。そのなかでSASは格別に難しいです。
その他にはYCIS、SCIS、WISS、BISS、LAS、SSISなどのインターがありますが、どこも1学年40人くらいの中に日本人が1割前後くらいです。
現地校とは違い、生徒全員がIB(国際バカロレア)を取得することになり、まじめにコツコツやれば海外の大学も進学しやすいです。
IBはGrade11、12(日本の高2,3相当)の2年間のプログラムですので、途中で帰国される可能性が高い場合はあまりお勧めしません。
学費は年間25~30万元(約500~600万円)ほどし、日本人学校高等部や現地校国際部と比べて倍以上になります。
 
とにかく、生きた英語を学べる可能性が最も高いのはインターナショナルスクールです。
上海にあっても中国的な要素が少なく、欧米の大学を目指すのであればやはりインターナショナルスクールが最適です。
 
 
◆まとめ
 
以上、客観的にお伝えできることもたくさんありますが、結局はお子様の気持ちが入っていなければどこにいても変わりません。
お子様自身も「国際感覚を身につけたい!」と思っているのか、それとも「上海なんて嫌だ!何が何でも日本がいい!」と思っているのか、そのコミュニケーションをしっかりと取るようにして下さい。
お子様も本当に「このチャンスに頑張りたい」と言うことであれば、また詳しいアドバイスができるかと思います。
 
以上になります。

上海日本人学校高等部についての個人的意見

先日コメントにて、「日本人学校高等部の現状について知りたい」という意見をいただきました。

 

ちょうど日本人学校高等部の内部進学の発表もあり、同様のご質問を受ける時期ですので、コメントも公開させていただき、全体に向けて私の知る限りの範囲ですべてお答えさせて頂きます。

 

まず、相談内容をまとめると、「新中学3年生になる息子を上海に連れていくが、日本人学校高等部の現状はどうか」という内容でした。高校の現状といっても、学校のカリキュラムなのか、先生の質なのか、同級生たちのレベルなのか、はたまた…とありますので、質問を想定して答えてみます。

 

①日本人学校高等部の授業のレベルってどうなの?

全体的には中堅公立高校の進学クラス程度の授業ペースだと考えてください。ですので、授業のレベルはそこそこだと思います。ただし、日本の難関私立高校のように授業ペースがかなり速かったり、個性のある先生によって好き放題な授業が展開されるということもなく、けっこう普通です。私は公立高校出身ですが、同じくらいの授業ペース・レベルでした。

 

ということで、例えば、地方公立高校の進学クラス(偏差値60前半くらいまで)あたりに進学する予定であれば、同じようなレベルの授業が受けられると思います。しかしながら、都市圏の公立上位高校や、中堅以上の私立高校と比べると授業ペースは遅いです。そのレベルに進学される予定であったのなら、何かプラスアルファのことをした方が良いかと思います。

 

難関大を目指すのであれば、理系なら数学と英語、文系なら英語のペースは学校のペースに関係なく、なるべく速めた方がいいです。また、国公立を目指すのであれば、他の科目も含め、早い時期から本人のモチベーションを上げて受験準備をすることが必要になります。これは日本でも同じですが。

 

②先生・生徒のレベルは?

先生のレベルをどう判断するかにもよりますが、学歴(学校歴)で見てみると公立高校よりは圧倒的に良いです。が、当たりはずれがありますので、これに関してはお子様と担当の先生とのフィーリングかと。

 

生徒のレベルについてですが、生徒の学力レベルは模試の偏差値等で客観的なデータがとれるので、それを元に答えます。

 

今の高校3年生は偏差値が40~60後半くらいだと思われます。(全員の成績を知っているわけではありませんので、正確ではありませんが…。)ですので、専門学校に行く子もいれば、難関大学に合格する子も出るでしょう。実験的だった初年度と比べて全体的に学力レベルは上がったので、今年の進路実績は去年の進路実績より良くなると思います。(国公立大合格が増えると期待しています。)

 

高校2年生も模試の偏差値が40~70くらいとかなりばらつきがあります。一学年50人弱の生徒間にそれだけの偏差値の幅があるわけですから、上を見ると高いですし、下を見ると低いです。ただし、学年全体でみると今の高校2年生が最もレベルが高いような気がします。

 

一方、今年の高校1年生は平均的ではありますが、ずば抜けてレベルの高い子もいないかなという印象で、生徒の学力の偏差値は50弱~60前半という印象です。全体的に頼りない感じがあり、このままのペースで進むと、ほとんどの子が推薦で私立中堅上位大学(GARCH,関関同立レベル)におさまるような気がします。地方国公立までは狙えそうですが、旧帝大や難関私立はまだまだという感じがしますので、これからに期待です。

 

③今年の受験生(来年の新高校1年生)はどうなの?

さて、まだ一般受験を控えていますが、今年の高等部の内部進学の子たちのレベルはどうでしょうか。これはあくまで噂ですが、今年は今まで落ちるレベルだった生徒も合格になったという話があります。

 

私としては、昨年は1人落ちた際に「全員合格でいいじゃないか」という話をしたことがあるくらいですので、どんなレベルの子でも受け入れてあげればいいと思うんです。高校は、形式的には義務教育ではありませんが、実質は義務教育みたいなものですから。上海で家族と生活する上で高校は選択肢がほとんどないなか、高等部には商工クラブ等の資金が入っているのですから、公的な存在であってほしいからです。これはあくまで個人的な意見です。かつ、高等部もそれに近い考え方で生徒を受け入れていると思います。

 

ただし、その分生徒の学力差は大きくなります。来年も学力差は大きくなると予想されます。少人数かつ学力差の大きい環境で、あまりライバルもできにくいですから、どれだけ自分の意思を強くもてるかが大事になります。周囲に流されやすい子はどうしてもマンネリ化しがちです。

 

④予備校ってあるの?

予備校はないと思って下さい。駿台さん、JOBAさんなどの海外子女向けの塾はありますが、小学生・中学生のみ対応と言っても過言ではありません。高校生は受け入れていない、もしくは個別指導のみ対応(そう言って実質ないことも)という状況です。

 

個別指導や家庭教師についても、ほとんどが学校の授業内容のサポートに終始します。難関大を目指すならまずは自分で目標を設定して勉強し、そのサポートを個別指導や家庭教師で頼むことになると思います。

 

良い先生であれば、その目標も一緒に設定してくれます。学校や周囲のペースなどを気にせず、その目標を信じて着実に勉強していくことが、最も難関大合格の近道だと思います。大学の一般受験に成績は関係ありませんから。ただし、そのレベルの個別指導・家庭教師をできる先生も限られますので、少し早めに探されることをお勧めします。

 

⑤その他

あまりまとまりがなく申し訳ありません。

 

もし、日本でのお子様の実力テスト等の偏差値や通われている中学校のレベル等を教えていただけるとより具体的なアドバイスが出来るかと思います。コメントは承認制ですので、フリーアドレスと相談内容等をコメントに投稿していただければ、個別にご連絡して対応致します。

高校現地校事情

またまた更新が滞っておりました。今日は、上海での高校選択についてすこし詳しく紹介いたします。

 

■概要

さて、上海ではこの時期になると日本よりも一足早く、高校進学の動きがあわただしくなってきます。茗渓学園、宝仙学園、立命館宇治、土浦日本大学高校など上海会場で受験できる高校の多くは11月に試験があります。

 

上海に残る家族にとっては、日本人学校高等部の内部進学試験の時期でもありますね。

 

上海での高校選択となってくると、日本人学校高等部にすべきか、インターナショナルスクールにすべきか、はたまた現地校国際部はどうなのか…などといろいろと思案されているはずです。

 

これまでは日本人学校高等部を中心にブログで紹介してきたので、今回はインターナショナルスクールと現地校について考えてみたいと思います。

 

■インターナショナルスクールってどうなの?!

上海のインターといえば、SAS、BISS、WISS、LAS、SCIS、YCISなどがありますが、そのほとんどが高校2~3年生の2年間をかけてIB取得を目指すことになります。となると、気になるのは「どの学校に行けばIBでいいスコアがでるの」というところでしょうか。

 

これに対する私の答えは、「運次第」です。全くアドバイスにならずに申し訳ない所ですが、IBはその科目をどんな先生が担当するかが最もスコアに影響するといっていいでしょう。先生が違えば、授業の進め方もテストの難易度もまったく違います。試しに周りでIBをとってきた学生に話を聞いてみてください。日本の高校内容とは違って、かなりばらつきがあります。ということなので、どの学校がいいとは言えないんです。

 

それでもあえてどれか一つ選んでくれと言われれば「SAS」さんをお勧めします。ただし先生の差ではなく、生徒の差です。同級生のレベルが一番高くなるのがSASさんだと思います。ですので、その分ずっと日本語で教育を受けてきた中学生が急に入るインターとしては不可能に近いと思われます。

 

それ以外の学校を考えると、「どこの学校も似たり寄ったり」なんです。

 

■現地校国際部って何?

では、中国現地校の国際部はどうでしょうか。インターナショナルスクールと同じカテゴリーにされやすい現地校国際部ですが、これに関してはかなりレベルに差があります。

 

まず、私の個人的な順位としては、

上海中学→復旦大学附属→進才/(華東師範)→(上海外国語大附属/甘泉)

という印象です。他の現地校もありますが、私が知っている範囲で順位をつけると上記のようになります。華東師範以降が括弧つきなのは、中国語を中心としたカリキュラムとなるためです。

 

さて、まずインターと現地校では何が違うでしょうか。大きく3つ挙げると、

①中国系の先生や生徒が多く、国際部と言っても日常会話で中国語の割合が高い(そもそも華東師範以降は中国語コースが多い)

②生徒のレベルや理解度に関係なく、授業内容は全体的に難しい

③優秀な生徒だけをちやほやするような傾向がある

というところでしょうか。

 

では、どの現地校がいいのでしょうか。これに関してはお子様の能力とやる気次第です。本当にやる気とそれ相応の能力があるのならば、上海中学や復旦附属をお勧めします

それ以外の現地校に進学させようとするのであれば、私としては現地校ではなくインターナショナルスクールに行くことをお勧めします。中国語や英語など言語だけでも身につけて…と考えられる保護者の方も少なくないですが、中国語環境の強い他の現地校で中国語中心に勉強するよりは、インターナショナルスクールで英語を学んだ方がよっぽどいいと思います。

 

■まとめ

以上の私のアドバイスは、中学校で成績上位の人向けの話になります。成績が普通程度の生徒さんであれば、やはり日本人学校高等部に行き、日本語でしっかりと授業を受けて思考力を鍛えることが、他のどんな言語を学ぶことより良いと思いますよ。

 

ぜひ、ご参考までに。

上海の教育相談内容ランキングと少しのアドバイス

ご無沙汰しております。なかなか更新できずに申し訳ありません。。。あまり読者の方もおらず、知り合いにも特に告知しないまま開設したブログですので、気ままに更新しすぎですね。上海ではそれくらい気ままなものも必要ですよ!

 

さて、上海の教育関係でよくご相談を受ける内容として勝手にランキングをつけてみました。定量データを用いたランキングではなく、あくまで私の個人的なランキングです。それぞれのご相談に対するアドバイスもしておきます。

 

①学校の成績が伸びない

当然かもしれませんが、やはり最も多いご相談は学校の成績アップです。日本人学校、インターや現地校の国際部など、どの学校に通われていたとしても共通の悩みになります。特に中学・高校ともなると、進学に大きく影響してくるので、何が何でも成績を上げたくて、いろんな学習塾さんやカウンセラーに相談している方も見受けられます。

 

【アドバイス】

まずこのご相談の場合は、保護者の方々のご希望とお子様のやる気が一致していないことが多いです。保護者の方は「~~くらいはとって欲しい」という成績に対して、子どもが「~~も無理だ。なんとかごまかそう」と思っているような状態です。この場合、いくら子どもを叱ったところで効果はありません。

まず、お子様と目標を一致させましょう。「まずはーーを目標にしよう」というときに、比較的実現可能な目標を設定してください。お子様の心の中で「ーーなら自分でもとれるかも!」と思うようになれば、その目標は実現可能性が高まります。そうして目標を達成したら、次の目標、その次の目標へとすこしずつステップを踏ませることが大事です。

しかし、お子様のやる気もあるのになかなか成績が上がらない場合は、そのお子様の勉強の仕方に問題があります。まず、しっかりと時間を計らせながら、今勉強している内容がどれくらいの時間がかかるのか、それをどれくらいの理解度で終えられそうなのかをお子様自身に計算させてください。そうして、常に自分が何の勉強のどの個所を、どれくらいの時間をかけて取り組んでいるのかを理解させることです。

なかなか難しいようですが、慣れれば何も難しいことではありません。単元の内容は問題集に書いてくれているのですから。勉強効率が悪いお子様は、その全体像を把握するのがかなり弱い傾向があります。

 

②高校進学について

学校の成績と深く関係していますが、高等部やインターへの進学も含めた上海独自の事情も絡んだ相談が多いため、別項目としています。特に、高校に進学したとしても、途中で帰国する可能性が高い方は、

(a) 高校受験にあわせてお子様のみ、または御主人以外の家族が先に日本に帰国する

(b) インターや現地校国際部に通わせて、日本の高校に編入するかインターを続けるか考える

(c) 日本人学校高等部に通わせて、日本の高校に編入させる

の選択肢の中で悩まれます。さらに面倒なのは、御主人の帰国後の勤務地が決まらず、日本に帰りたいのだが、どこに帰ればいいのかわからないという状態になりやすいということです。多くの方がそういう問題を抱えています。

 

【アドバイス】

基本的には、学力が中くらいであれば日本人学校高等部への進学をおすすめします。まず、高校からインターや現地校国際部に通ってみたところで、基礎学力が高くなければ中途半端な学力で日本の学校に編入しなければならなくなります。インターから日本の高校への編入も単位的にも受け入れられない高校も多いですよ。

仮に3年間通ったとしても、IBあるいはSAT、TOEFLなどで高いスコアを取るのはかなり厳しいです。私の生徒の1人に、高校から上海中学に通ったお子様がいらっしゃいましたが、やはりTOEFLとSATの両方を高めるのには苦労し、なんとかSAT1で1800越えしたものの、TOEFLを上げる時間まではなく、大学受験を迎えてしまいました。

それならば、高等部で日本の勉強に取り組みながら、編入できる日本の高校を探しておいた方が選択肢は多いです。大学受験に関しては、学力が伸びそうあれば一般受験を考えられたらよいと思いますし、海外経験をいかしてAOや公募推薦という方法もあります。詳しくはコメントいただければご相談にのれるかと思います。

学力が高いお子様に関しては、高校受験にあわせて先に日本に帰国したほうが選択肢は多いかと思います。寮制の高校もありますし、生活面で不安がなければ、学生会館で一人暮らしをしながらの通学を認める高校も少なくないです。そうして日本の高校で日本の教育制度のもとでしっかりと大学受験に備えた方がよさそうです。

なお、お子様が海外の大学に進学したいと強く希望される場合は、この範疇にございません。インターや国際部に通いできる限り英語力を高めつつ、SATやTOEFL、そして何か課外活動での実績を残していってください。高校からの進学であれば遊ぶ余裕はなく、かなりのハードワークを覚悟してください。もちろん、それほど高いスコアを要求しない大学に進学するなら話は別ですが。。。

さて、中学からインターや国際部に入られるケースもございますが、これは本人の強い希望の場合はいいかと思います。中学の勉強に関しては、さまざまなかたちで補講ができますし、そのための時間もそれほどかかりません。それなりに費用はかかりますが。。。とにかく、お子様の強い希望がある場合、まずは中学のスタートをインターや国際部で1年ほど過ごしてみて、その後続けるかを考えてもよいかと思います。

 

③数学を補習して欲しい

日本人学校、インターや国際部を問わず、数学が苦手なお子様は多いです。しかも、上海には高校受験数学や高校数学を得意とする講師もあまり多くありません。大学受験数学なんて依頼しようものなら、「すいません、生徒がいっぱいで今受け入れられません」とでも言われ、断られるでしょう。

 

【アドバイス】

大学受験数学に関しては、まずは高校の勉強と切り離して考えてください。高校の数学でいくら良い点数が取れても難関大学の数学には歯が立ちません。学年別におすすめの勉強の進め方をまとめておきますと、

 

高校1年生の方:

数学ⅠAがある程度終わるまでは学校のペースでよし。教科書傍用(サクシードなど)をしっかりとやり込んでください。ⅡBに入る冬以降に、ⅡBの学習と同時進行で数学ⅠAの応用を解いていくための導入的な問題集「数学ⅠA基礎問題精講」や「チョイス新標準問題集数学ⅠA」のA問題だけなどをこなしておけばよいかと思います。かなり数学が得意な方は「1対1対応の演習」などに取り組んでいれば、模試で偏差値70越えになるでしょう。

 

高校2年生の方:

前提として、夏以降、数学はⅡBを中心に応用問題を解いていく必要がありますので、高2の夏までに数学ⅠAの基礎は固めておくとよいです。基本的には、ⅡBは教科書傍用教材と青チャートを併用させながら単元ごとにある程度応用問題まで触れておきましょう。ただし、青チャートⅡBはすべてやるのはかなり骨が折れるので、辞書的に使えばよいかと思います。代わりに、夏以降にⅡBの応用問題を、「チョイス新標準問題集数学Ⅱ」や「チョイス新標準問題集数学B」、もしくは「数学ⅡB標準問題精講」などで補っていけばよいでしょう。こちらも、数学が得意な方は「1対1対応の演習」などに取り組んでいれば、模試で偏差値70越えになるでしょう。

 

高校3年生の方:

理系か文系かで分かれるところです。文系であれば、夏までに数学ⅡBの「1対1対応の演習」をこなせられれば難関大も夢ではありません。夏にプラチカ、秋以降に過去問演習に入っていけばちゃんと合格するだけの実力がついているでしょう。

理系であれば、さらに数学の勉強量をふやして、「1対1対応の演習」→「やさしい理系数学」と数学ⅠAⅡBの問題集をこなしながら、教科書傍用教材や青チャートで数学Ⅲの基礎をしっかりと固めてください。秋まで数学Ⅲは終わらないと思うので、授業と同時進行で基礎固めをしっかりとしておくことが必要です。秋に受ける模試の結果などもみて、自分の弱い単元を集中して取り組んでください。

 

一方、インター生向けの数学等ですが、これは学校の勉強を補習させるのか日本の数学を勉強させるかに分かれます。私は、インター数学をしっかり学ばせることに力点を置くべきだと考えています。というのも、数学の補習を依頼される場合、数学がそれほど得意でない場合が多く、日本の数学を教えたところで結局忘れてしまうだけになりかねないからです。そうした指導ができるのかどうかを相談されてはいかがでしょうか。

多少であれば私の方でもご相談に応じますので、コメントを頂ければと思います。

 

それでは、よろしくお願い致します。